【まとめ】無料漫画「ブラックジャックによろしく」がAmazonでも完全無料【Kindle】

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私が小学生の頃にリアルタイムで単行本を購読して、全巻そろえた佐藤秀峰の漫画「ブラックジャックによろしく」がAmazon(アマゾン)のKindle(キンドル)でも無料で配布されていました。

「ブラックジャックによろしく」(1)【第一外科編】

「ブラックジャックによろしく」(2)【循環器内科編】

「ブラックジャックによろしく」(3)~(4)【NICU(新生児集中治療室)編】


「ブラックジャックによろしく」(5)~(8)【がん医療編】


「ブラックジャックによろしく」(9)~(13)【精神科編】


これは本当に素晴らしいことに感じます。

普通なら「カネ払って全巻買ったのに、作者はなんてことをしてくれたんだ!」…と思うんじゃない?と思われるかもしれませんが、そんなことは思いません。

なぜなら本当のファンなら「この素晴らしい作品をもっと他の人にも知ってもらいたい」「趣味を共有したい」と思うはずだからです。

私の親族がみんな医療福祉従事者で病院・施設に勤務しているので、病院の実態をありありと暴露して表現してくれたと思います。

そして何よりも、私自身もこの漫画とともに小学生~高校生(2006年)の時代を生きてきたので、進路に多大な影響を与えてくれた作品でもありました。その作品が無料という形でより多くの人に知れることが、嬉しくて仕方ありません。
改めて私は、作者の佐藤秀峰氏に敬意を評します。

↓ダウンロードするとこんなシュールな光景が見れます。

Amazon購入履歴
ブラックジャックによろしく


構成としては

「ブラックジャックによろしく」(1)【第一外科編】
「ブラックジャックによろしく」(2)【循環器内科編】
「ブラックジャックによろしく」(3)~(4)【NICU(新生児集中治療室)編】
「ブラックジャックによろしく」(5)~(8)【がん医療編】
「ブラックジャックによろしく」(9)~(13)【精神科編】

とあって、それぞれ200ページ近くで読み応えもあります。
【第一外科編】【循環器内科編】では、医療保険制度の矛盾や、国の病床数の規制のせいで起こる救急車の受け入れ拒否(たらい回し)、それに伴う人員不足での現場の理不尽な過労激務の暴露がテーマ。
【NICU(新生児集中治療室)編】では、障がい児・ダウン症がテーマ。
【がん医療編】では、日本の利権による薬事法の規制の博徒と、終末期医療の緩和ケア病棟の重要性がテーマ。
【精神科編】では、自殺やうつ病や統合失調症などを主に精神病棟での社会的な勘違いによる差別、事実を報道しないマスコミに対する暴露が主なテーマです。

どれも素晴らしいのですが、個人的には【第一外科編】【循環器内科編】(1~2巻)と【精神科編】(9~13巻)が好きです。

↓また高画質版で300円ですが3巻セットのものもあります。


Kindle(キンドル)を初めて使う方のために記載しておくと、ネット本屋大手のAmazonが提供しているKindleとは電子書籍を読むアプリで、iPhoneやiPadやAndroidなどのスマフォがあれば無料アプリを入れることで読めるようになります。↓Kindleアプリ無料ダウンロード
http://www.amazon.co.jp/gp/feature.html?ie=UTF8&docId=3077089376

あるいは、Amazonが電子書籍を読む専用のKindleリーダーを売っているので、こちらを購入すれば、世界中の漫画だろうが本だろうが何だろうが、お手軽に手に入れて読みまくることができます。↓



このような佐藤秀峰氏のビジネススタイルを「フリーミアム」といいます。
こんなに排他的で不景気の時代だからこそ「損して得取れ」ということです。
卑しく「いかに買い手に損をさせて自分が儲けるか」ではなく、その発想を逆転させて行動することです。
不景気の時は消費者も財布が固く、損もしたくないので「良い物」かつ「安心と安全」を求めます。
「良い物」かつ「安心と安全」=多くの人に利用されていて、広まりすぎて価格が下がって無料に近くなっている物です。(例:何度も放送されるテレビの映画、昔の著名人の本、飲食店の割り箸や水や調味料、スーパーの試食、街角で貰えるテッシュなど)
本当に「良い物」は自然と無料になっていきます。これを「限界効用逓減の法則」と言います。
これ以上はここで書ききれないので、この新時代の経済ビジネススタイル・世界観について理解を深めたい場合は、下記の著書をオススメします。↓



私も当然、読了済みですが、2冊ともビジネススタイルとしてだけでなく、人生観にも活かせる発見が多くあり、充実した読みやすい内容構成になっています。

テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

Keyword : フリー Kindle キンドル Amazon ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰 無料 漫画 医療問題 暴露

崖の上のポニョと東日本大震災

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大学に入って間もない頃、映画館でポニョを見て下記のような記事を書きました。

崖の上のポニョの解釈(12歳以上向け)
http://aikansyheiwa.blog21.fc2.com/blog-entry-25.html

ポニョの世界観が死後の世界というのは、宮崎駿監督の要請も含めて作曲の久石譲氏が公言していました。

久石譲の言葉
________________________________________________________________________
映像が出来るに従って、子供の純粋な心だけが描かれた映画でないことがわかってくる。謎めいた展開は説明されぬまま、見る者に解釈がゆだねられる。

「死後の世界、輪廻(りんね)、魂の不滅など哲学的なテーマを投げかけている。でも、子供の目からは、冒険物語の一部として、自然に受け入れられる。この二重構造をどう音楽で表現するか。そこからが大変でした」
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/ghibli/cnt_ponyo_20080731a.htm
(2008年7月31日 読売新聞)
________________________________________________________________________

一部で死後の世界説がガセだのデマだの言う人もいるようですが、上記インタビューで制作者自身が公言している通り、宮崎駿監督の要請を受けての作曲だったので、全く無関係であるということはないです。(もしそんな無意味な子供ウケだけの作品なら誰でも作れます)

生まれ変わりの際の「忘却のスープ」の話や、


(不思議現象の研究者:森田健)

山の上のホテル。人は天国に行くまで一時的に魂を休めるホテルのような場所があるという話、


(ベストセラー「死後体験」の著書である坂本政道)

中々マニアックな元ネタを仕込んでくるなぁと感じました。


この映画は2008年に公開の作品で、まさか2011年の3月11日の東日本大震災でポニョと同じような津波の大災害が起こるとは思いもしませんでした。

期間が離れているのでシンクロニシティとまでは言いませんが、やはりどこか連想されるものはあります。

この死後の世界の解釈があったにしても、なかったにしても、この作品は津波被害の話なので、この先10年以上は発禁になると思っていましたが、1年半後の2012年8月24日に金曜ロードショーで放送されました。

おそらく「大人と子どもで解釈が違う」という、久石譲氏の言葉を借りれば「大人は死に対する哲学的なテーマ、子どもは冒険物語、という二重構造」の見方が、この作品の良い意味でのバイアスになっていると思います。

大の大人であっても、理解が追いつかずに、これは単なる冒険物語だと子ども的な解釈で落ち着けたい人もいるでしょう。
それはそれで良いかもしれません。

大切なのは、哲学的な深い意味にしても、冒険にしても、カタルシス(感動)を通して自分自身がどう生きるかです。






テーマ : アニメ・感想
ジャンル : アニメ・コミック

若い時に悪いことした人は将来成功するか?

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若い時に悪いことした人は将来成功するか?

結論から言うと、まずそのようなことはありえません

理由は、思春期(7歳頃~15歳頃まで)は、まだ「自分を共感してくれる人」「自分の将来の方向性を示してくれる人」という「対象」を探す時期なので、その対象なしに、自由に放り出すと悪い方向へしかいかないからです。

例えば、親が暴力的で家出して逃げ込んだ家の人に優しくしてもらえた、父母は虐待的でも祖父母は優しかった、復讐のための傷の舐め合いではなく良い意味で共感してくれる友人が出来た、先輩が助言してくれたなど、対象が親以外に見つかれば救われますが、少なくても「悪いこと」をする時点でそのような体験とは縁薄いです。

そしてその負の連鎖が、将来的にも続いていきます。


よく「若い頃ちょっと悪いことやった奴が社会で成功する例もあるから不良やっても良いだろう」と言う人がいますがあれは嘘です。

確かに作家のジェイムズ・エルロイのように、若い時から泥棒・麻薬・アルコール中毒などその他犯罪の限りを尽くしながらも成功したかのように見える人はいますが、その逆境からのギャップが際立って成功して「見える」だけで、実際にはそうはなっていません。

この話はアメリカでは議論されつくしたような話です。

アメリカで1950年代後半から1960年代において、フロイトの娘のアンナ・フロイトは、弟子でアイデンティティの提唱者でもあるドイツ人のエリク・ホーンブルガー・エリクソン(フロイトはドイツ系ユダヤ人なのでそのユダヤ人脈)とともに「10代ではアイデンティティ確立のためのモラトリアム(猶予期間)や反抗期を尊重しなければならない。」ということで徹底的な自由主義を取りました。

(転載はじめ)
______________________________________________________________________________________

校則や服装は自由となり、大学の入学も大幅に緩和された。しかしながら、この自由化が進んだ六〇年代後半からの二十年間で、少年犯罪の増加やドラッグの流行は目を覆わんばかりとなった。もちろん少年のあいだは少々非行をしても大目に見てやれという理論だから、これ自体は予想どおりの結果なのかもしれない。しかし、子どもの心に与える影響はけっして好ましいものではなかったようだ。その二十年間に十五歳から十九歳の自殺率が三倍にもなったのだ。」(P151~152)

「このアンナ・フロイトの主張はあくまで理論であって統計の裏づけがないと主張し、実際に統計的な手法でそれを批判した人もいた。前述のシカゴ大学精神科教授のダニエル・オファーである。オファーは、二万人にも及ぶアンケート調査を行い、思春期に大混乱が生じる子どもは全体の五分の一にすぎないことを突きとめ、さらにそんなふうになった人のほうが、むしろその後の社会適応も悪いし、何よりも精神科的な病気になりやすいことを証明した。」(P152頁)
______________________________________________________________________________________
(転載終わり)
和田秀樹 2003 「学力崩壊」



これはのちの時代に分かったことですが、自由主義で自由奔放なことは自体は悪くはないのですが、そこには共感してくれる対象と、目標を示してくれる理想の対象が不可欠です。この2つがないと大海原(おおうなばら)で羅針盤を失った船のように遭難します。



テーマ : うつ病(鬱病)、メンタルヘルス
ジャンル : 心と身体

フロイトが嫌われすぎたわけ

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これまで下記で記載してきたように、フロイトは人の心を学問的(構造的)に取り出して研究しようとした点において、先駆者として大変優れた人物であった。

http://aikansyheiwa.blog21.fc2.com/blog-entry-918.html
http://aikansyheiwa.blog21.fc2.com/blog-entry-920.html
http://aikansyheiwa.blog21.fc2.com/blog-entry-921.html
http://aikansyheiwa.blog21.fc2.com/blog-entry-922.html
http://aikansyheiwa.blog21.fc2.com/blog-entry-923.html

19世紀の偉大な思想家としてフロイト、マルクス、ニーチェと並ぶのも分かります。

ただし、フロイトは、全て動物的本能で語ろうとしたり、女性は男性のように去勢脅しがないため超自我が劣っている、男性は脅しによって超自我が植え付けられるから優っているという男尊女卑な考え方、その他、理性や合理を持ち上げるユダヤ人的な偏った考え方だったので、ひどく嫌われました。

※早い話が、弱肉強食の食物連鎖。メスよりオスが強い。そしてその動物のトップに君臨する「人」は理性的で合理的(損得勘定=お金儲けで偉い)というフロイトのユダヤ教的な考え方。

それを示すかのように、弟子たちもから派閥も多岐に別れ、多くの派閥を生みました。

分析心理学、クライン学派、個人心理学派、人間的心理学派、アンナ・フロイト派、行動主義心理学派、自己心理学派、新フロイト派、自我心理学派、ゲシュタルト心理学派、パリ・フロイト派、現存在心理学派、実存心理学派、対象関係論学派、認知心理学派・・・

はっきり言って、ここで多岐に別れ過ぎたのが、今も日本において「心理学」でイメージができず、何ともつかみ所のない、胡散臭そうな学問にされてしまった原因の一つの気もします。
最大の元凶は「リベラル・アーツ」という世界の学問価値を日本人が知らず、心理学を古典的なまま、哲学=文学とさせて文学部に位置づけたことです。)


日本においてはフロイトかユングかしか知らないのも、あまりに領域が広すぎて把握しきれないので教えられない、あるいは元々日本で代表的な心理学者がユング派の河合隼雄(1928~2007)氏だったこともあって、「心理学者」というよりは「フロイト学研究者」「ユング学研究者」の人が増えました。

フロイト・ユングの時代は、まだ「科学」があまり発展していなかったため、「こころ」を研究するのに哲学という論理的な基盤の上に、「神話」や「占い」や「魔術」などの当時の古典文学から説明する言葉を借りてくるしかなかったのです。

日本ではいまだにこの70年以上前の古典文学の心理学時代で止まっています。

正確にこんな呼ばれ方はしていませんが、これらの昔の心理学の時代を、「古典文学心理学」の時代と呼ぶことにします。



おすすめ本

テーマ : うつ病(鬱病)、メンタルヘルス
ジャンル : 心と身体

自体愛→自己愛→対象愛への進化2 (自己愛・対象愛 編)

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フロイトは自体愛(リビドー:口唇期・肛門期・男根期・潜伏期など)で全てを説明しようとしました。

心理学の話で出だしのこの、自体愛の性欲で説明するところで多くの人は「?」となり、「それだけでは説明できないんじゃないの?必ずしもそうとは限らないんじゃないの?」と疑問に思う人が多いと思います。

実際にフロイトの弟子は何人も、そんなフロイトを疑問に思い、独自に心理学の派閥を作って来ました。

特に自己心理学派の「ハインツ・コフート」という人は、自体愛は、自己愛となり、対象愛へと移行すると言いました。

自体愛・自己愛・対象愛001


フロイトは「自己愛」(ナルシスト)というのが大嫌いで強い「精神病」よりの傾向と考えていました。つまり会話で共感することすらできないので治せないということです。

要するに、自己愛の人は、わがままで自分のことしか興味もなく自分のことしか話さないので、手の施しようがないと精神科医フロイトはさじを投げていました。

コフートは、この自己愛を嫌って、自体愛だけに固執するフロイトモデルに対して「愛(自体愛)→未熟な自己愛(自己愛)→成熟した自己愛(対象愛)」というモデルを主張しました。

自己愛の段階を「未熟な自己」「成熟した自己」に分けたのは、フロイトが「利他的な愛(対象愛)を持っていないのは大人ではない。」と考えていためです。

フロイトは、自己愛の人は、自分のことしか考えてないので「他人のため」なんて考えもしないと思っていました。

コフートはその対象愛を否定的に(他人のことだけしか愛する人間なんてありえない、必ず自分も愛する気持ちもあるはず)考えたため自己愛を2つに分けることで、自己愛の人でも成熟してれば「対象愛」があると言いました。

コフートの言葉を借りれば、

自分が愛されるためには、まず相手を愛す必要があります。

何もしてないのに愛されようとするのは未熟なのです。



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テーマ : うつ病(鬱病)、メンタルヘルス
ジャンル : 心と身体



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心理学専攻カウンセラー(24歳)。
名古屋大学/教育学部/心理発達科学。たまに大学院にいる。人格心理学・認知心理学・発達心理学の臨床・社会的な自己愛・対人関係論が主な研究領域。
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