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マイケルジャクソンがエホバからイスラム教になったワケ3

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マイケルジャクソンがエホバからイスラム教になったワケ2
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死生観の続きです。

キリスト教などにおいて、最後の審判(Last Judgement・ラスト・ジャッジメント)というものがありこれは、世界の終わりに人々が裁かれることです。
キリスト教では、世界の終わりにイエス・キリストが再臨し、あらゆる死者をよみがえらせて裁きを行い、永遠の生命を与えられる者と地獄へ墜ちる者とに分けるといわれます。

「新約聖書」によるとキリスト教の最後の審判とは、今いる人間はそのままで、死んだ人間は最後の審判の直前に、神は生きていたときのまま肉体に返すとされています。
人間は死後、肉体は腐り果てて、魂はその辺りをぶらぶらと彷徨っていますが、最後の審判の時に生前と同じ肉体を与えて、地上に肉体を持った当人が現れて最後の審判に臨むのです。
死後の魂が彷徨う状態は、審判前の待合室にいるような状態と考えます。

そして緑園や地獄ではなく、”この現世”において魂が「神の国(キング・オブ・ゴッド=天国)」に至るのです。
死後の世界や、来世、あの世ではないのです。
”この世”でそれは現実として起こるのです。 やはり、ここでもキリスト教は「あの世」や「地獄・天国」を説いていません。
あるとしたらダンテの「神曲」に出てくる地獄・煉獄・天国というイマジネーションのフィクションの文学作品のみです。

ちなみにイスラム教の最後の審判は、「今すぐ来る」と言っているキリスト教に対して、いつ来るかの時期については一切触れていません。


キリスト教もイスラム教も、このように仮に死んだことにして神の裁判を待つという最後の審判の思想がありますが、

キリスト教では、最後の審判の日に生身のイエス・キリストが元の姿でこの世に再臨し、この世で神の国が到来するので、その神の国に入れる者と入れない者を識別します。
ギルティ(有罪)を宣告された者は、神の国から追放され、魂の”永遠の死”を、
ノット・ギルティ(無罪)の者には、神の国で、魂の”永遠の生命”を与えられます。
しかし、キリスト教は、この「神の国」という所が、どういう国なのか一切言っていません。
この”言わない”と言うことが、人間が勝手に妄想を膨らませて理想化するので、宗教的に絶大な効果を持っています。


イスラム教では、魂が緑園や地獄に行くのではなく”肉体がそのまま行く”のです。
しかも、キリスト教のように”永遠の生命””永遠の死”など、曖昧ではなく、はっきりと「緑園と地獄がこういう世界だ」と説明しているところに大きな違いがあります。

更に聖戦(ジハード)で戦死して死んだ者は、最後の審判の時に、すでに生きて天国へ入ることが出来ます。戦死者は死んだことにならないのです。生きているとされます。
一方で、コーランは「騒擾(そうじょう)がすっかりなくあんるまで戦い抜け、しかし向こうが止めたら汝らも害意を捨てねばならぬぞ」と、イスラム側から好戦的態度を取ることに抑圧をかけています。

また、イスラム教にも”慈悲”という言葉が頻出しますが、仏教とは意味が違います。
仏教においては「仏は慈悲深い」と言われますが、罪を犯した人を仏の権限で赦すことはできません。
しかし、イスラム教の慈悲は、アッラーの権限で悪事を働いても赦すことができてしまうのです。つまり”悪事をしても後から反省すれば赦されるのです。”

奇蹟に関しても、キリスト教のように頻出することはなく、イスラム教においては奇蹟はコーランこそが最大の奇蹟であり、これ以後、奇蹟を起こす必要はないと考えられています。
それ以前に起こった奇蹟であるイエスやモーセの旧約聖書・新約聖書の奇蹟はアッラーが起こした奇蹟であると解釈されています。

続きます。



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テーマ : 心、意識、魂、生命、人間の可能性
ジャンル : 心と身体



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時ニール

心の安全が第一. Psychologist/Counselor/OPE Palliative Nurse/LPi 経営者CEO/Invest.国立大学/教育学/心理学→医学/看護学→総合病院。自己愛研究/医療統計。心理、医療職。心理/医療/経済の話題。

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