「動物の本能」と「理性」の綱引きでバランスが取れないと精神病になる

心理学と精神分析の基本
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昔、このような記事を書きました。
「エスと超自我は常に綱引きしている」の図↓

(転載始め)
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フロイトは人の心を3要素に分けました。
◎エス[Es]・・動物的本能(欲求や感情)
◎超自我[スーパーエゴ]・・親や周囲から教えられた躾(しつけ)
◎自我[エゴ]・・上記の2つをコントロールする機能
の3つです。
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(転載終わり)
「痛快心理学」和田秀樹 より
エス[Es]とは動物的な本能。
動物と同じように食欲・性欲・睡眠欲などの3大欲求が丸出しの状態です。
とても非合理的で、思うがままに暴走してるイメージです。
その暴走を抑えるために超自我(親や周囲から教えられたしつけ・ルール)があります。超自我は理性です。
このうちエス[Es]を抑圧していると、心理的に不健康になります。
つまりうつ病などの精神病的な傾向です。
煮えたぎった鍋(なべ)にフタをするようなものです。
上記の綱引きの図で言うと、エスと超自我がお互いに自分が勝とうと、綱を引っ張りすぎて、真ん中の自我が引き千切れてしまうような状態です。
この一番軽度の症状を「神経症」と言います。
現在は「不安障害」と呼ばれ、軽度の「パニック障害」や「強迫性障害」などがここに含まれます。
かつては不安神経症や強迫神経症と呼ばれていました。今でも「神経症」と総称しても通じます。
「神経症」とは精神分析において人の心の病気のレベルを大きく三段階に分けた場合の初期の状態のことです。
(転載はじめ)
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Ⅰ【神経症レベル】
↓
Ⅱ【人格障害レベル】
↓
Ⅲ【精神病レベル】
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(転載終わり)
「痛快心理学」和田秀樹 より
上から下に向かって深刻になっていくと考えてもらえれば良いです。
参考にどうぞ
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